頭部外傷の心得
院長 戸田 和夫
頭部外傷は、当院に来られる患者さんのきっかけの一つとして、比較的多いものです。
しかし、頭部外傷は知らぬうちに脳出血を起こしていたり、
脳挫傷と言って知らぬうちに脳の機能が著しく低下したりすることがあるので注意が必要です。
症状は、打撲してすぐには出ないことも多く、むしろ打撲の翌日に悪化することが多いのです。
二日たって症状が全くなければ、頭部外傷による症状はないと判断してよいでしょう。
ただし、打撲直後は一度医院などに受診しておく事が絶対条件ですが。
頭部外傷で緊急性を要する症状は3つです。
これ以外の症状はまず心配要りません。
これだけは憶えておいてください。
- 激しい頭痛
- 吐き気
- 熱発
以上の3つです。
これらが起これば、必ず直ちに病院を受診してください。
たとえ夜中でもです。
まれな病態として、鼻汁のような液体が鼻腔から出てくることがありますが、
この場合、脳を保護する髄液である場合(髄液鼻漏)があるので、やはり注意を要します。